TX4の独り言
第71話~
第71話 いよいよ再入院
2023/09/18 累積走行 74,592km
明日、内視鏡切除から2度目の入院日を迎えます。
今回は “がん部位の完全切除” の予定です。
前回の退院以降、この手術に向けて内科から外科へと渡り歩いて、二人の先生方のお世話になることに。
手術となると全身麻酔だそうで、私のこの身体がそれに耐えられるか、心臓は大丈夫か、肺機能は大丈夫か、
様々な角度から身体検査されます。
次は、歯医者へ行って検査を受けてください、と言う。
私は自慢じゃないが、もう15~16年、歯医者にかかった事はありません。
私:「はぁ??何かあるって訳ですか」
医師:「手術中に歯が折れたり、雑菌が回って肺炎を起こしたり・・・」
なるほど、口腔衛生はしっかり出来ているか、歯がグラついていないか、調べてもらって来いと仰る。
いやはや、徹底してますねえ。黙って従います。
それにしても様々調べるんですねえ。
それほどに手術って怖い物なのか、と、今更ながら再認識させられました。
これまで本人に、如何にその実感が想像できて無かったかを諄々と教えられているような。。。
と同時に、
ここまで心配って事は、俺って、爺だってこと?
と改めて“年齢”という事実までも突きつけられ、さすがの脳天気も愕然とするに致りました。
さあ、こうなると本人は手術が心配で心配で仕事に出る気力も起きません。
「何処を切るのかなあ、痛いんだろうなあ。。。」
そもそも臆病な上に、痛いのは大嫌い。他人が『痛い話』をしているのを横で聞いて、
当方が震え上がるという(笑)超が付くほどの怖がり。
さあ、泣いても笑っても明日入院です。
つぎ娑婆に出てこられる日は、何時の事になるでしょう。
果たして元気で営業に復帰できるのか否か、守り神様にお願いしつつ明日を迎えましょう。
願わくば、美人看護師さんが付いてくれますように。。。
∑(゚o゚C=(__;バキッ
第72話 入院生活
2023/10/04 累積走行 74,592km
本日、“がん部位の完全切除手術”の入院生活を終え、退院と相成りました。
写真は、外科手術が終わって4日後、最初の食事です。
いわゆる「おもゆ」という奴で、記憶する中では初めて食べました。
術後は点滴で栄養を入れていたようで、4日間、不思議に空腹感はありませんでしたね。
待ちに待った最初の食事、というわけで、この御食事は一際感慨深くいただきました。
とかく病院食は「不味い」と不評を聞きますが、私にはご馳走でしたねえ。
塩分が控えめで、出汁の味がちゃんと出ていて、実に美味しいんです。
味がしないとか、不味いとか言う方々は、普段どういう食物を召し上がっておられるのか?
食事は治療の一環でしょうから、様々レギュレーションがキツいと想像出来ますが、
その中でも、ここまで「美味しく」出来上がっていることには感服致しました。
「おもゆ」にそこまで感動するか?
と思うでしょうが、以後徐々に三分粥から五分粥、そして全粥へステップアップして行くなかで、
おかずのラインナップ、味付けの工夫など、お勉強させて頂きました。(笑)
こちらは退院直前の昼食です。
本当は午前中に退院することも出来たのですが、
「お昼ご飯も食べたい!」
と、リクエストしてベッドに居座りました。
困った客ですね。
まあ、こんな緩~い入院生活15日間でした。
第73話 入院生活<2>
2023/10/26 累積走行 74,592km
また、入院です。今度は心臓。
「心臓冠動脈が2カ所、ヤバいです。」
という事実が先の外科手術の事前検査中に発覚しました。
外科手術が先か、循環器が先か、先生方で協議されたようで、結局「後回し」ということに。
今回は4日間の入院生活でした。
病棟廊下ですれ違う看護師さん達は、前回入院から日も浅いので、みんな顔馴染みです。
Aさん:「あれっ? お帰り~?」
私:「帰って来ちゃった~」
Bさん:「お帰り~。何、今度は心臓ですって?」
と、笑いながらこんな会話が。
病院って、基本的には行きたくない場所ですが、この雰囲気って大事だなぁ~って。
急に意識が無くなる事態は、運転職にとって、これほど怖いものはありません。
治療も無事終わり、あっちもこっちも万全となりました。
怪我の功名と言うか、前回の手術前検査でこれが見つかって、本当に良かったです。
「転んでもタダでは起きない」(爆笑)
さあ、冗談も程ほどにして、仕事復帰じゃ。
しっかり稼がにゃ。
第74話 タクシー運賃改定 ~空港定額の“闇”
2023/11/20 累積走行 77,432km
私の営業範囲である“京浜交通圏”のタクシー運賃が、本日改定されました。
初乗り1,091m500円、爾後239m100円加算となります。
昨日までの運賃から約10%の値上げとなりました。
羽田空港定額運賃も改定となりまして、例えば空港から横浜市中区までの運賃は定額7,900円となります。
詳しくは、空港定額タクシーのページをご覧下さい。
さて、空港定額運賃。
京浜交通圏の場合、多くは“横浜市○○区”を×××円で、という具合に区内一律で決まっております。
その区の一番空港に近い地点のメーター運賃に少しおまけをして定額運賃が決まります。
ただ、区と言っても相当に広い面積ですから、場所によっては基本たるメーター運賃と比較して半値以下という、
悲惨なことに。
この定額運賃制度は、割引額が半端ないのでお客様からのご支持は非常に高く、ご利用も多いのです。
元々、メーター運賃というものは適正な原価に適正な利潤を加味した“総額原価方式”というやり方で決まっており、
計算式もバッチリあります。
そこを敢えて崩して、スーパーディスカウントを行っているのが現状です。タクシー需要の喚起策ですね。
運賃改定の度に、空港定額運賃も改定されてきましたが、実はこの定額運賃、誰がどのような基準で決めているのか、
判然としない部分があるのです。国土交通省は、定額運賃を審査はしますが、設定する立場にありません。
一説では「神奈川タクシーセンター」が設定している、という噂もあります。
しかし、道路運送法や関係通達を見ると、大原則として運賃料金は新規設定も変更も認可制ですと謳っており、
本来は、私のような旅客運送事業者が、個別に定額運賃の設定をし、その認可を国に求めるのが筋です。
ところが、ある日突然、空港定額運賃が発表され、変更も認可制のはずが私は認可申請書類にサインなどしておりません。
もしかしたら、組合から一括で申請してくれていたのかも知れませんが、それにしても手続きを踏んでいません。
運賃額は滅茶苦茶安い、誰が決めたか判らない、おまけに申請認可も手続きを踏んでいるのか判然としない。
これでは血の気の多い運転手達が、大人しく従いたくない心境に陥るのも理解出来ます。
少数ですが、空港定額運賃を取り扱わない個人タクシーも居ります。
各個人タクシー事業者の判断により、この空港定額運賃を採用するか否か分かれるところですからね。
まあ、この様な謎めいた“闇”運賃制度は、一旦白紙に戻して改めてやり直した方が良いと思います。
空港までタクシーを格安で利用出来る空港定額運賃。
良い考えだと思いますがね。