TX4の独り言
第61話~第70話
第61話 初詣
2023/01/01 累積走行 54,464km
みなさま、明けましておめでとうございます。
川崎大師の住人となって16年目。
大本堂の真裏に住んでいますので、参詣には歩いて3分。(笑)
いつでも行けるし、何も超混雑の中に行かなくてもねえ、と言うわけです。
故に毎年、初詣は暗くなって混雑もそこそこ落ち着いた頃合いを見計らって行くわけですわ。
境内の夜店は盛んにやっては居りますが、当然、本堂の扉は固く閉ざされておりますね。
この15年間で、お正月にお堂の扉が開いている時間に初詣したのは数えるほどしかありません。
ところが、今年はなんと恒例を破っての夕参拝。
理由は「おみくじ」を引きたいから。(笑)
行ってみると、表参道はコロナ前の大混雑状態に近く戻っておりました。
戻り具合は8割程度ですかね。
それにしても、明るい時間の参詣と、なんか景気が戻ってきそうな予感と相まって、
思わず嬉しくなって写真を撮ってしまいました。
今年もいい年でありますように。
え?おみくじは? 「末小吉」
(・o・)
第62話 国際線プール
2023/01/20 累積走行 56,091km
写真は羽田国際線T3ターミナル横のタクシープールです。
背景がターミナルビルディングですね。
ふと横を見たら、JAPANタクシーが横一列きれいに並んでいました。
なかなか写真のように綺麗には揃わないので、思わず嬉しくなって、日常の一コマとして残してみたわけです。
長い待機時間を皆さんそれぞれに工夫して過ごしておられます。
私も読書量が増えました。
第63話 鎌倉街歩き その1
2023/01/28 累積走行 56,436km
横浜個人タクシー観光研究会、今年のお題は「鎌倉を学ぶ」。
鎌倉ガイド協会様のご協力により、ガイド付きでの街歩きや座学を通じて鎌倉に詳しくなっちゃおう、と言う趣向です。
その第1回目は鶴岡八幡宮周辺。
コースは鎌倉駅~段葛~八幡宮~大塔宮~浄妙寺~報国寺
日陰は少し寒かったですが、上々のお天気に恵まれ、ガイドさんに恵まれ、最高の第1回街歩きとなりました。
神奈川個人さんから2名の参加もあり総勢16名2班に分かれて徒歩巡航。
我々横浜のドライバーにとって「鎌倉は土休日に行く物じゃ無い」という通説がある程に車が混む事で鎌倉は有名です。
今回は電車&徒歩でしたが、まず驚いたのが鎌倉駅の混雑ぶりでした。
景気は確実に戻ってきています。
小町通りも観光客で一杯。寿司詰めまででは無いが8割方の混み具合と言いますか、そんな感じ。
道路は混んではいるものの、大渋滞では無く、まあまあ混んでいる感じ。
朝比奈峠~八幡宮の間の六浦道は、むしろ案外空いているという交通量で拍子抜け。
普段見慣れた六浦道も、一歩中へ入ると古都鎌倉感満載の落ち着いて素敵な生け垣の多い路地が続いています。
狭くて行き違い不能な箇所が多いのはドライバー泣かせではありますが、
観光のお客様に、この素敵な路地をゆっくり走りながらご覧頂けば、きっと喜ばれること請け合いですね。
今回行ったお寺は概ね駐車場があるので、上手くつないでご案内に利用したいと思いました。
次回はどうしましょう、長谷寺周辺かなあ。
第64話 七味唐辛子にはまる
2023/04/09 累積走行 62,560km
Youtubeって奴は、一度ある話題で視聴すると次から次へと同類の動画を送りつけてきて、
そのうち一色に染まって行くみたいな経験って、皆さんあると思います。
川崎大師というと、境内には結構多くの屋台が普段から出店しています。
たこ焼き、お好み焼き、焼きそば系はなんか見慣れてしまっていて、余り興味が沸きません。
「なんか面白い物は無いかなあ」
と思ったわけで、Youtubeを開いたわけです。
バナナの叩き売りとか(今でも在るのか判りませんが)、屋台の「啖呵売り」とか「華麗なコテ捌き」
みたいなものは無いかしらと検索してみたら、そらまあ出るわ出るわ。
それらの中で、一際目に付いたのが「七味唐辛子売り」だったのです。
「さあ先ずは混ぜて行きましょう、四国は讃岐の名産物、こちら八つ房の生一本」
から始まる七色の和製スパイスをブレンドして七味唐辛子を売るわけですが、
この流れる如くの売り口上がとても素晴らしく、カンカンと器を叩いて七味をブレンドする手際の良さも相まって、
すっかり虜になってしまいました。
Youtubeの特性か、私の深夜の酒のお供に繰り返し登場する唐辛子売り。
屋台は希に川崎大師にも出没するというので、密かに遭遇する機会を狙っていました。
雨だったり、寒かったり、疲れて散歩どころじゃないなど、頭の片隅には残っていても、なかなかそのチャンスは来ず。
で、快晴の土曜日、満を持して「七色香本舗」さんの屋台へ突撃したのが冒頭の写真です。
注文は「大辛七味、海苔陳皮多め」
お客を引きつける、流れるような口上と美しく美味しそうな七色は、
観てよし聞いて良し、エンターテインメントして成立しているなあと。
こちらも観光ガイド、口上一本で食っているような部分もありまして、何か通じる、と感じるわけです。
川崎大師にお参りの際には、七色香本舗さんの屋台を探してみては如何でしょう。楽しいですよ。
第65話 横浜観光コンシェルジュ第3期終了
2023/06/05 累積走行 67,304km
昨年10月から続いていた「横浜観光コンシェルジュ」第3期生養成講座が終わりました。
今回の合格者は各社合わせて23名。
半年強の講習スパンは、長いようで過ぎればアッと言う間。卒業生皆、頑張って付いてきてくれました。
この様にじっくり腰を据えた観光タクシー乗務員養成など、他都市では聞いたことがない程に特殊な講習会です。
京都でもやっていないんじゃないですか? 知らないけれど。
たかが横浜、などと侮るなかれです。
横浜に生まれて横浜に育っても、お客様に観光タクシーのガイドサービスを提供できるか、
というと全くと言って良いほど不可能です。
まず、観光ガイドっていう「サービス」が何なのか?から紐解いて教えて行き、
横浜の歴史、現在の横浜の姿、何処からどう見せるかのポイント等々、接遇の注意点、運転の注意点、
講習内容は多岐に亘ります。
そりゃあ、半年も掛かるわな。
いや、足りないくらいです。
結構駆け足でやらないと追いつきません。
もっとゆっくりじっくり取り組みたいです、本音は。。。
第66話 久々のメディア登場
2023/06/12 累積走行 67,998km
「横浜観光コンシェルジュ」養成講座の記事が業界新聞に掲載されました。。
東京交通新聞記事
真ん中に座って大仏の如く偉そうにしているのがσ(^_^)です。
第67話 ついに・・・
2023/06/30 累積走行 68,608km
過去3年間、大なり小なり八つの波を経験し、いつか私も罹るだろうとは思いつつも乗り切って来たわけです。
が、ついに“流行病”に罹患しました。
24日から体調が悪くて、様々の予定をキャンセルし、活動をセーブしながら一日過ごして来ました。
まあここ2ヶ月間、ほとんど休みらしい休日はありませんでしたので「少し疲れたのだな」という感想。
症状としては辛い順に【倦怠感】【頭痛】【若干の発熱】といったところで、食欲には影響がありませんでした。
手元にあったロキソニン錠を飲んで、25日は予定通りの平常運転と致しました。
ところが夜となり、事態は急変致します。
「のたうち回る」ほど何かが苦しい。
「痛い」とかでは無く、全身が言い様もなく【苦しい】のです。
症状が落ち着いてきた今にして思えば、これは血中酸素濃度が相当落ちていた危険サインだったかも知れませんね。
この時点では「コロナ感染」は考えてはいなかったのですが、まさかと思い、自宅の簡易キットで検査してみることにしました。
ハイ、妖精!(笑) 怪しい簡易キットで陽性判定が出るようじゃ、こりゃ本物だわ。
さて、馴染みのクリニックへ急ぎ電話して、取り敢えず対策を打っていかないとね。
今は、診察から投薬まで一連の流れが携帯一本で済むんですね。
で、その指示通りに病院から薬局へ薬も手配がされていて、妻に処方薬を買いに行ってもらいました。
袋の中身は普通の風邪薬でした。。。
以後5日間に亘り【喉の痛み】【咳と痰】【微熱】が続き、ようやく本日30日小康を得たという感じです。
今でも深呼吸は辛い、肺の中に何かが残っていて呼吸の邪魔をしているような感覚がありますね。
最も決定的にガッカリしたのは、嗅覚を失ったことです。
σ(^_^)お茶屋さんですが、これでは、もうお茶の鑑定など出来ません。
カレーライスを食べても、うなぎ屋の前を歩いても、美味しそうな匂いを全く感じられません。
嘘ではありませんよ、これって精神的ダメージが結構来ますよ。
このウイルスって人工物起源でしたよね。
まさに生物兵器を実感させられました。
恐ろしいことです。
第68話 “病魔”は静かにやってくる
2023/07/05 累積走行 68,828km
我が家は「がん家系」です。父方の系譜上の人々は、皆がんで逝ってます。
私も年齢を重ね、父親の歳を越えてきて、そろそろ遠からず御縁があるのだろうと半ば覚悟しては居りました。
実はもう年単位ですが、思い起こせばトイレで違和感が続いていたのです。
私は自他共に認める「大食漢」ですが、その割には
出る物が、やけに「細い」(失礼)。
まあしかし、そんな気にはしていなかったですねえ。。。ところが、
転機というか、その日、何となく“血”かぁ? 的なモノが出まして、なにやら下腹部に違和感もあり。。。
あ~これは「ついに、お出でなすったか。」
という漠然としたイメージが頭を横切りました。
心配していても仕方が無いので、行動は早い中原君、早速近所の内科医に相談に行きましょう、という次第です。
「大腸内視鏡ですね、直近でやりましょう。」
「え~?何なに~?」という感じで、有り難いのか、有り難くないのか、話はトントン進んでいき、本人はそのスピード感に押され呆気にとられるばかりです。
大腸内視鏡なんて当然生まれて初めての経験だし、昨年、胃痛の時に呑まされた胃カメラの苦しさを覚えているので、本人はイヤで不安で仕方が無い。
でも、これは乗り越えなければなりません。
妻と共に見る夢「定年後は北海道暮らし」を諦めてはなりません。
さて、内視鏡の当日。
チョキン、チョキン
切る音って聞こえるんですね!
ポリープに輪っかを掛けて、チョンと切る。
麻酔が効いているのか、全く痛みは感じず。。。終了。。。しなかった。
「残りは、入院で取りましょう。」
(;゚д゚)エエーッ!!!
第69話 “病魔”は静かにやってくる<2>
2023/07/28 累積走行 70,303km
(;゚д゚)エエーッ!!!
もう速攻、次の治療が決まり、内視鏡の翌週には生まれて初めての経験となる “入院” と相成りました。
大きくて取れなかった大盛りポリープを、電気メスで切除してしまおうという荒療治でございます。
内視鏡でやるので一泊入院の予定でしたが、出血の心配があるとかで、二泊の病院滞在となりました。
勿論6人収用の大部屋暮らしです。
とは言え、一人ずつカーテンで仕切られているし、ほとんど音以外は気になることはありません。
真向かいの御老人は深夜、
「あ~○○さん、そうじゃないってば、そうそう、それで良い」
と、宙に向かって盛大に独り言を放ちます。
もちろん御相手など居られないのですよ。(笑)
お隣の親父さんは【ブウゥゥゥゥゥ~~~~】と、これまた大きな放屁をなさる。
此方はどういうご病状で居られるのか知るよしも無く、まあ宜しき事なのであろう、と推測する次第。
朝昼晩とお食事タイムとなりますが、私には水すら与えてはならない、
と医者から厳命されているようで丸三日間 “点滴” なる延命水のみ。
寂しい気持ちも少しありましたが、
実は、全く食欲が湧かないのです、不思議な事に。
よくよく思えば、この食いしん坊をして周囲で食事が始まろうと馬耳東風でいられるのは、
コロナの後遺症で “全く臭いを感じない” のが原因だと気付きました。
これはもう「コロナ様様」!!
しかしね、
隣の親父の放屁だけは、少し臭うんだよなぁ~。勘弁してくれ!!
第70話 “お盆”は何処へ行った
2023/08/15 累積走行 71,716km
今年のお盆は身体の事もあって、完全休暇に当てました。
昨年は、山のように入ったご予約を淡々とこなす日々で、まあそれは忙しいお盆輸送でした。
今年は、早々にホームページで運休告知をしたので、物の見事にご予約ゼロ。
皆様、ホームページをご覧下さっているのですねェ。
ひたすら感心感謝しております。
まあ病気の性質上、ジッとしていれば治るという類いでも無く、無意味な休暇に見えるでしょうが、
本人は多少の痛みもありまして、
「ジッとしていようぜ。。。」
という結論でございます。
さて、この後はいよいよ「切腹」という段取りとなります。
腫瘍原発部位の切除ですねえ。
入院は何日間かなぁ、痛いんだろうなぁ、本当に治るのかなぁ、などなど心配は尽きませんが致し方なし。
頑張って乗り越えましょう。